Feeling to believe

□笑い合っていた頃
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「青峰は『変わった』わけではない。才能が開花した当時に『戻った』だけなのだよ。」


「けど・・・それは青峰っちだけってことじゃないしょ?」


「・・・そうだ。実際俺達も、青峰と同じ状況に戻りつつある。」


「眠ってた間のことなんてなまえっち知らないもんね、そりゃ・・・変わったって思うかも。」




なまえっちは、俺ら全員が笑い合っていた頃の記憶しかない。


今、こんなバラバラだって知ってショックなのかも。




「ん?・・・ちょっと待って?」


「・・・なんだ。」


「緑間っち、なまえっちの問いに対して『それは難しい』とか言っちゃたんでしょ?」


「それがどうした。」


「・・・あんな状態のなまえっちにそんなこと言ったってことは・・・緑間っちも十分なまえっちのこと傷つけてんじゃない?」


「・・・・・・。」




あー・・・今気付いたって顔してるっス・・・。




「ちょ!人疑う前に自分の言ったことに気付いてほしいっス!!」


「あ、あれは・・・ふ、不可抗力なのだよ!」


「何が不可抗力っスか!思いっきりなまえっちにトドメさしてんじゃないっスか!」


「あれはみょうじの問いに素直に答えただけだ!嘘をつくほうがあいつを傷つけるのだよ!!」


「「ぜー・・・はー・・・ぜー・・・はー・・・」」




うわ・・・めっちゃこっち見られてるし。


夜のファミレスとはいい、やっぱ受験生とか勉強しに来てるから・・・。
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