Feeling to believe
□笑い合っていた頃
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「して、どうするんスか?」
「・・・実際、俺たちではどうすることもできないのだよ。」
「まぁ確かに。俺らが何言っても、今のキセキの世代は動かせないっスね。」
「別に俺もどうこうしようとは考えてないのだよ。」
「・・・素直じゃないっスねー・・・(汗)」
そうなるとやっぱり・・・キセキの世代を唯一動かせるのは・・・
「なまえっちしかいない・・・か。」
「・・・フッ。」
「え?何?」
緑間っちが急に笑い始めた。
俺なんか変なこと言った?
「本当・・・俺たちの中でみょうじの存在は大きいな。」
「・・・どういう意味?」
「そのままなのだよ、俺もみょうじのあんな姿なんて見なければ・・・今こうして黄瀬と会っていない。」
「あ・・・。」
そっか。
俺も緑間っちと会って話聞かなかったら・・・キセキの世代のことも、なまえっちのことも・・・思い出してないかも。
あのままホテルでゲームして、明日の仕事のこと考えながら寝てた。
「ハハッ・・・ほんとなまえっちのことになると一生懸命なんスね、俺ら・・・。」
「だが、これはみょうじの問題だな。」
「うん・・・でも、できるだけ協力するっスよ。なまえっちが望むなら。」
「・・・そうだな。」
完!