それぞれの未来へ
□第4話
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「ふぅ・・・。」
家に帰って、ここ数日で聞き込んだ結婚式の様子を書いたメモに目を通した。
「どれも素敵です。」
みょうじさんと桃井さんは、どんなのが好きでしょうかね?
二人が結婚して。
子供が生まれて。
そしたら、僕に預けてくれますかね?
青峰くんの子供は、間違いなく青峰くん似になりそうです。
紫原くんの子は・・・みょうじさんに似てほしいです、個人的に。
「ははっ・・・。」
なんて。
まだまだずっと先のことを想像してる僕は、おかしいですよね。
まぁ、その未来を見るためには・・・
「・・・まずは、模擬挙式を成功させないといけませんね。」
自分の事のようにすごく楽しみです。
「あっ・・・。」
窓を見ると雪が降っていました。
模擬挙式は12月25日のクリスマス。
サンタさん、どうか・・・
「二人に、奇跡と幸せのプレゼントを・・・。」
完!