それぞれの未来へ
□第3話
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ピンポーン
「はーい・・・。」
「よぉ、世話になるぞー。」
「・・・うん。」
「おいなんでてめぇはそんなにテンション低いんだよ。」
赤司の言う通りに、紫原となまえん家に居候することになった。
なまえに俺の荷物の片づけを手伝わせるのはなんか申し訳なく、紫原が休みの日に合わせた。
出迎えてくれた紫原は寝起きなのか、はたまた機嫌が悪いのか、とてもテンションが低い。
・・・おそらく後者だろうけど。
「峰ちん。」
「あ?」
「くれぐれもオレとなまえの幸せな生活邪魔しないでよね・・・!!」
「わかってんよ!!!」
・・・ほら、やっぱ後者だ。
まぁ当然だよな。
二人きりの生活の中に俺みたいな第三者が一ヶ月も一緒だとか俺でも嫌だわ。
今回ばかりはしゃーないだろうけど。
こいつ、赤司のいうことぜってー聞くし。
「まぁとりあえず荷物整理。入っていーよ。」
「ほいほい、邪魔するぜー。」
すっげー不満とかたまってんだろうけど・・・。
「(まぁとりあえず、邪魔になんねーように大人しく過ごしてっか。)」