キオク

□記憶の一部
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『うー・・・もう昼休み終わるー。』


『仕方ないよ●。放課後また会えるよ。』


『オレ、離れたくないー。』


『!///もう、●ったら・・・。』


『寂しいし・・・。』


『うん、でもまた会えるから。今は教室戻ろ?』


『うん、わかったー。』










最近見る夢が変わった。


前は声だけ聞こえていた。


でも今は、ちゃんとはっきりと見える。


隣にいる人以外。


私はその人の名前を言っているんだろうけど、聞こえない。


早く・・・早く知りたいよ・・・。









「・・・ちゃん、なまえちゃん!」


「・・・っ!」


「寝てるとこごめんね?桐皇学園着いたよ!」


「(コクリ)」




今日私はさつきと一緒にお母さんの車で学校見学へ来ている。


私が行く学校を決めるため。


中学が一緒だった人と同じ学校の方がお母さんも安心するということで、誠凛・秀徳・桐皇の3校を見学予定。


あとの高校は東京じゃないからやめた。


さつきに車イスを押してもらって、外装を見た後体育館へ行った。


部活をするのであれば・・・やっぱり私はバスケ部のマネージャーがいいから。
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