あの空の下で
□episode5
1ページ/4ページ
「1軍に昇格?」
「そー、昨日受かったんだー。」
「なまえは昨日いなかったから知らなかっただろう?」
「すごい2人共!おめでとう!!」
部活に入部して2週間程経った。
大分マネージャーとしての仕事にも慣れてきて、同じくマネージャーのさつきとも仲良くなってきた。
でも、相変わらず他の女子からの視線や噂は消えるわけがなくて。
それでも、最近は紫原くんや赤司くんが一緒にいてくれるようになって、少なくなった方。
「それでだが、なまえには1軍専属のマネージャーになってほしい。」
「そんなことできるの?」
「言ってみなければわからないが、俺が言えばなんとかなるだろう。」
「さすが赤ちんー!」
「んー・・・赤司くん、さつきも一緒じゃダメかなぁ?」
「桃井か?なぜだ?」
「さつきは、私が初めて女子で友達って思える人だから・・・。」
噂なんて気にしなくて、いつも一緒に仕事したり、下校中にクレープ食べたりできる唯一の子。
私だけじゃなくて、さつきも一緒がいい。
「他にもマネージャーたくさんいるし、2人くらい大丈夫じゃね?」
「お願い赤司くん!」
「ふむ・・・前向きに考えてみよう。」
「ありがとう赤司くん!!」
最近はやっと毎日が楽しいと思えるようになってきた。
部活に行くときは紫原くんが一緒にいてくれるし、お昼はこの3人で食べてるし、下校はこの3人にさつきが入る。
早く他の女子とも仲良くなれればいいんだけど・・・。