あの空の下で

□episode5
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「1軍に昇格?」


「そー、昨日受かったんだー。」


「なまえは昨日いなかったから知らなかっただろう?」


「すごい2人共!おめでとう!!」




部活に入部して2週間程経った。


大分マネージャーとしての仕事にも慣れてきて、同じくマネージャーのさつきとも仲良くなってきた。


でも、相変わらず他の女子からの視線や噂は消えるわけがなくて。


それでも、最近は紫原くんや赤司くんが一緒にいてくれるようになって、少なくなった方。




「それでだが、なまえには1軍専属のマネージャーになってほしい。」


「そんなことできるの?」


「言ってみなければわからないが、俺が言えばなんとかなるだろう。」


「さすが赤ちんー!」


「んー・・・赤司くん、さつきも一緒じゃダメかなぁ?」


「桃井か?なぜだ?」


「さつきは、私が初めて女子で友達って思える人だから・・・。」




噂なんて気にしなくて、いつも一緒に仕事したり、下校中にクレープ食べたりできる唯一の子。


私だけじゃなくて、さつきも一緒がいい。




「他にもマネージャーたくさんいるし、2人くらい大丈夫じゃね?」


「お願い赤司くん!」


「ふむ・・・前向きに考えてみよう。」


「ありがとう赤司くん!!」




最近はやっと毎日が楽しいと思えるようになってきた。


部活に行くときは紫原くんが一緒にいてくれるし、お昼はこの3人で食べてるし、下校はこの3人にさつきが入る。


早く他の女子とも仲良くなれればいいんだけど・・・。
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