Feeling to believe
□誠凛高校バスケ部
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「は、初めまして!この度マネージャーになりました、みょうじなまえです。よろしくお願いします!」
みょうじさんが誠凛に入学してたった2日。
まさかこんなに早くマネージャーになるとは、僕も思っていませんでした。
昨日監督にみょうじさんのことを話すと、すぐに入部届をいただけました。
どうやら、一度見学に来てたときの印象が良かったみたいです。
「またよろしくお願いします、みょうじさん。」
「ね、ねぇ黒子くん・・・。」
「はい?」
「わ、私・・・なんか変なこと言っちゃったかなぁ・・・?」
そういえば、僕以外のみなさんは何も言わない。
それを心配してオドオドするみょうじさん。
監督もなぜ何も言わないのかという顔をしている。
でも、僕にはすぐわかりました。
「監督、顔です。」
「んー?顔?」
「みなさん、みょうじさん見て赤くなってガチガチです。」
中学時代もよくありました。
帝光の男子、他校の男子と全く同じ反応です。
相変わらずみょうじさんはモテますね。
その場に紫原くんがいなくて少しほっとしてます。
「ほぉー・・・(黒笑)」
「みょうじさん、男の人がみょうじさんのことを襲いそうになっても大丈夫ですよ。」
「え?」
「中学の頃はキセキの世代たちで守っていましたが、ここでは・・・。」
「こんの・・・ばっかもーーーーーん!!!!」
バキ!ボキ!ゴキッ!!!
「監督が守ってくれます。」
「あ、はは・・・(汗)」