Feeling to believe

□お前が願えば
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日曜。


珍しく早めに部活が終わり、いつも通り高尾にリアカーを引かせている。




「ったく・・・なん、でいつも・・・俺が・・・っ!!」


「じゃんけんの結果なのだよ、認めろ。」


「なにを認めろっつーの・・・!?おは朝の占い・・・!?」




そんな他愛もない会話をしていると、反対側の道路に見たことのある制服を見つけた。


誠凛だ。




「みょうじ・・・?」




下を向いて歩いている。


少ししか見えなかったが、表情が暗い。


こんな表情のみょうじを見るのは珍しい。




「え、ちょ・・・どこ行くの真ちゃん!」




リアカーを降り、みょうじと同じ方向へ歩き出す。




「真ちゃんってば!!・・・ったくここでUターンしなくちゃいけないのかよ・・・!!」




そんなことをぼやいている高尾を背に、みょうじを追う。


周りに誠凛の奴らは誰もいない。


今日は日曜。


誠凛も部活があるはずだが・・・。




しばらく歩いてみょうじは横断歩道の前で止まる。


こちら側の道路に来るみたいだ。


俺も同じ横断歩道に来た・・・そのときだった。
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