Feeling to believe
□笑い合っていた頃
1ページ/4ページ
「汗を♪かいて♪シャララガムシャラ♪」
東京都内のホテル。
さっき撮影が終わって自分の泊まる部屋に帰ってきた。
今日はすっげー調子よくて、みんなに褒められ、俺のテンションは最高潮。
「あー、疲れた。」
そういってベッドに倒れこむ。
携帯を取り出し、ゲームを始めようとしたときだった。
ヴー・・・ヴー・・・
「あれ、緑間っちから電話?珍しっ!」
画面に緑間っちの名前。
久々の電話に胸が高鳴り、さらにテンションが上がる。
「もっしもーし、緑間っち?」
『死ね』
「ちょ、えぇ!?」
電話出たのに第一声がそれっスか!?
せっかく上がってたテンションがガタ落ちっスよ・・・。
「何なんスか!?いきなり・・・。」
『今どこにいる。』
「今?いつも仕事の時泊まるホテルっスけど・・・?」
『近くのファミレスに来い。』
「ちょ、なんで!?」
『電話で話すのもいいが、こっちに通話料がかかるのだよ。それは御免だ。お前と話すのに金をかける義理はないのだよ。』
「呼び出しといてその扱いってどうなんスか!?てか今何時だと思っ」
『23時だ、なにか問題でもあるのか?』
「〜〜っ!わかったっスよぉ!!」
テンション上がってたのにこれだもん緑間っちってば・・・。
俺はしぶしぶホテルを出て、ファミレスへ直行した。