陽だまり
□Episode1
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「・・・っと。」
「・・・っ!」
バサバサバサ・・・
少し考え事をしてて上の空で廊下を歩いていると、案の定人とぶつかってしまう。
しかも相手は持っていたものを落としてしまった。
俺はそれを拾い上げて、相手に手渡す。
「ごめん、大丈夫か?はい、これ。」
見たことない顔だな。
1年か?
「(ペコリ)」
その子は何も言わず、ただお辞儀だけをして走って行った。
それと同時に、まだ落ちているノートが目につき、彼女を呼ぶ。
「あ・・・ちょっと!」
その声が届かなかったのか、彼女は見向きもせずに行ってしまった。
「参ったな・・・。」
とりあえず名前を捜す。
分かれば職員室にでも持って行こう。
「1-B みょうじなまえ・・・。」
1-Bってたしか・・・
「黒子と火神のクラスか。」