陽だまり

□Episode3
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「ねぇ伊月ー、ほんとにみょうじさんくんのー?」


「黙って待ってろよコガ。俺にはみょうじが嘘ついてるように見えなかったし。」


「ダァホ休憩中だからってマネージャー候補のことで頭いっぱいになってんじゃねぇよ。」




見学に来る。


そういって昼休みは別れた。


放課後の部活の際、その旨を全員に伝えたけど未だに来ない。




「あいつ今日は来ないんじゃねぇ?」


「火神くん、みょうじさんは嘘をつくような子ではありません。」




やっぱり来るのが嫌になったのだろうか。


あんなマネージャーになるのを嫌がってから。


そう考えると、まぁ・・・




「(辻褄は合う・・・か。)」




自然とため息が出て、肩を落とす。


そういや俺、みょうじに入ってもらうことばかり考えてた。


みょうじがなんであんなに拒否してたのか・・・理由も聞かないで。




「いやぁ〜、楽しみだな。リコ。」


「あんたはなんか根本的にズレてる。」




絶対理由があるはずなのに。


まだそんなに親しくないから聞くのもあれだと思ってたけど。


でも絶対なにかあるって、聞いちゃいけないことだってこともわかってたのに。


いつの間にかみょうじの入りたくない気持ちを無視してたってことになるんじゃないのか?




「な、に・・・してんだか・・・。」


「あぁ?んだよ伊月。またダジャレとか言ってたんならシバく。」


「言ってないし!!」




きっと、今日はもう・・・
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