陽だまり

□Episode4
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「みょうじ、家どこ?送るよ。」


「・・・っ!(フルフル)」


「なに遠慮してんだ?こんな時間に女の子一人で帰すわけいかないだろ。」


「・・・・・・。」




学校を出て少ししてから、伊月先輩にそう言われる。


め、迷惑をかけてしまっているのかもしれない・・・!


そもそも私がボール磨きなんてしてなかったら先輩はまっすぐ家に着いてるはずだし!


いや、でもボール磨きはお礼のつもりで・・・!


そ、そうだ!誰にもバレないようにしておけば誰にも迷惑かけないっていうか・・・!




「くっ・・・アハハハ!!」


「・・・?」




伊月先輩が私を見て笑った。


えと、なんかしたっけ・・・?




「わ、悪い悪い。みょうじ、今すっごい焦ってるのが表情から伝わったっていうか。」




伊月先輩が笑いながらそういう。


え、ということは・・・


表情に全て出てた!?




「・・・・・・っ///」




急に恥ずかしくなって両手で顔を覆い、しゃがみこむ。


はっず・・・絶対変な顔してた。


せ、先輩が笑うくらいの変な顔・・・。


なんかもう、女子でいることへの恥じらいすら感じる・・・!
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