陽だまり

□Episode7
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「うー・・・」




家に帰り、ご飯を食べて、風呂に入って、部屋に戻る。


ベッドに寝転び、携帯をずっと握りしめてアドレス帳に新しく登録された名前を見つめる。




【みょうじ なまえ】




メールしようかしないか、ずっと迷っている。


今日無事入部が受理され、みょうじは明日からの合宿にも参加することになった。


話せない奴がマネージャーなんて・・・と他の教師たちがなかなか首を縦に振らず、許可がでるのが遅れた。


監督や同じ帝光出身の黒子の説得の上、無事認められたらしい。


いや、最終的には顧問の武田先生が教師たちに何か言ったとかなんとか・・・。


けど、そんなことはどうでもよかった。


みょうじが、俺達の仲間になったから。


もちろん部員の全員とアドレス交換をしたわけだが・・・





「メールしようか・・・あー、でも・・・。」




ベッドの上をゴロゴロする。


帰ってからずっとこんな感じ。


夜ご飯のときだって、俺がダジャレを言わなかっただけで家族にすごく心配される始末。


てか、なんでこんな悩んでんだ?


今日からマネージャーだぞ?


『よろしく』くらいのメールを送っても・・・。




「はぁ・・・」




最近、みょうじのことでよく考え込むな。


ただの後輩なのに・・・。
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