陽だまり
□Episode10
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【私と関わったら、きっと不幸になってしまう。だから、バスケ部もやめたんです。】
だから・・・
【私があのとき何も言わなければ、こんなことにはなってなかった。】
だからなんで・・・
【私の声は、私という人物は・・・人を不幸にしてしまうから。】
みょうじはそうやって・・・
【話さない方がいい、関わらない方がいい。】
自分が人の迷惑になるって考えるんだ・・・。
【だから、仲良かった子とも距離を置きました。】
自分のしたいようにしたらいいのに・・・
【あの事件があって、私とお母さんは今の家に住むようになりました。】
きっと、そうできないのは過去に事件があったからなんだろうな・・・。
【離婚をしたわけじゃないんです。私が責任を感じて「出ていく」って言ったら、お母さんがついてきてくれた。】
あの事件が記憶に焼き付いてしまっているから。
【お父さんもお母さんも・・・本当にお互い好き合っていて・・・】
自分の気持ちに、セーブがかかってしまう。