陽だまり

□Episode17
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「ということで行きましょう、伊月先輩。」


「・・・なにがということなのか全然わかんないんだけど。黒子、今日日曜・・・」


「はい、知っています。」




合宿が・・・いやIHが終わり、季節も秋に近づいてきた今日この頃。


僕は伊月先輩を神社祭に誘うべく、先輩の家まで来ていた。


というのも・・・





『あー、伊月うぜぇ・・・。』


『急にどうしたんだよ・・・ですか?主将。』


『まぁ日向の気持ちもわからなくはないけどなー。』


『え、木吉先輩も・・・な、なんすか?』


『火神くん疎すぎます。最近バスケ部内で仲のいい二人がいるじゃないですか。』


『あー・・・伊月先輩とみょうじ?』


『ほんと見てるこっちがイライラすんだよ、いつまで経っても進展ねぇし・・・。』


『合宿の時からだよな?二人の距離縮まったの。』


『あぁ、けどそれ以降なんもねぇ・・・。おい黒子、なんかねぇのかいい案。』


『なくはない・・・ですけど。』





マジバーガーで主将、木吉先輩、火神くんと話しているときそんな内容になった。


そこで僕は神社祭を提案したんです。


みょうじさんの家の神社では毎年大きなお祭りがおこなわれていて、みょうじさんはその際舞を披露する。


それを伊月先輩に見てもらおうというわけで。




「神社祭に誘いに着ました。」


「いや、唐突すぎるだろ・・・。」




そういいながらも準備をしてきてくれる先輩。


やっぱり好きなんですね、みょうじさんのこと。
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