黒子のバスケ
□呼ばせて!
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「・・・悪い、黄瀬。もう一度言ってくれ。」
「いや、あの・・・だから部活以外で森山先輩のこと・・・お兄さんって呼んでいいっスか?」
「どうしたお前。」
ある日の放課後。
海常高校バスケ部は部活も終わり、体育館のステージで各々の時間を過ごしていた。
・・・が、この平和な空気を一瞬にして乱したのが海常高校バスケ部7番の黄瀬涼太。
「ちょっと待て。俺には何がなんだか・・・。」
「いや、だから・・・お兄さんって」
「その前にどっからお兄さんが出てきた!?(汗)」
今日の黄瀬はどこかおかしい。
なぜ自分のことを『お兄さん』と呼びたいのか森山には全く理解できなかった。
「先輩、超妹思いっスよね?」
「だ、だから何だ・・・。」
「なまえっちを俺に任せてほしいっス!」
「・・・は?」
この2人の話から出てきている人物の名は『森山なまえ』
苗字から分かる通り、森山の妹だ。
黄瀬と同じくモデル業をしていて、兄と同じ海常高校に入学をした。