黒子のバスケ
□気づかなかった気持ち
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俺の隣にはいつも君がいた。
君がいることで、俺の心は満たされ、そして、安心感を得られた。
君はいつまでも、俺の隣にいてくれると思っていた。
だが、いつからだろう・・・?
気がついた時には、君は俺の隣からいなくなっていた・・・。
不思議と・・・寂しさが募った・・・。
俺は君を捜した・・・。
そして見つけた・・・君の背中を・・・。
でも・・・今、君の隣にいるのは・・・
黒子っちだった・・・。
2人は互いに笑顔で・・・俺の入る隙間などなかった・・・。
闇のどん底に突き落とされた気がした・・・。
このような気持ちになって、やっと気付いた・・・。
君が・・・なまえが好きだった・・・って。
今まで近くにいるのが当たり前のように思っていた俺は・・・
この感情に気付くことができなかったんだろう・・・。
君を黒子っちから奪うなんてことは・・・俺にはできない。
2人の幸せを、俺が奪う権利なんてない。
あの笑顔を・・・失いたくないんだ。
黒子っちを・・・なまえを・・・悲しませたくなかった・・・。
2人が悲しむくらいなら・・・俺だけ悲しんでいればいい・・・。
そう思った。
でも・・・やはり君を忘れることなんて・・・俺にはできなかった。
一緒にいた時間が・・・長すぎた・・・。