いつでもそばに・・・
□僕たちが起こしたキセキ
1ページ/6ページ
「むっくん、洗面道具持ってきたよ!」
「紫原くん、服たたんで鞄に入れておきました。」
「おーいテツ。そっちの鞄まだ余裕あるかー?」
「こっちの鞄はもう限界なのだよ。」
「それ入れたら終わりっスか?」
「うん、帰る準備完了ー。」
「敦・・・荷物多すぎだ。」
明日、敦が秋田へ帰る。
僕も京都に帰り、他のメンバーも残りの夏休みは各々過ごすだろう。
中学時代のメンバーが揃うのは、明日で最後だ。
だから今日は、全員でなまえの家に泊まることになった。
「ふー・・・荷物整理終了っスね!」
「おーい緑間、今何時だ?」
「23時なのだよ。」
「えぇ!?もうそんな時間!?」
「晩御飯から3時間も経っていたのか。」
「紫原くん荷物多すぎです。」
「えー、そうかなー?」
荷物整理が終了した後、時間が遅いので各々部屋に戻った。
僕は敦と同部屋だ。
この部屋は、なまえの部屋だ。
敦はなまえのベッドを使い、僕はその下に布団。
「お休み」と一言いい、電気を消して布団に入る。
今日一日疲れたのか、周りが暗いと自然と瞼が閉じる。
そして、そのまま眠りについた。