いつでもそばに・・・
□残酷すぎる現実
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【なまえが目覚めた。】
それを聞き、オレ達はおばちゃんの車で急いで病院に向かった。
朝の病院。
まだ人も少なく、静かな雰囲気が出ている。
それでもオレ達は、走ってなまえの病室へ向かう。
なまえに会える。
なまえに触れられる。
なまえと話せる。
今でもそれが信じられなくて。
でも、現実なんだよね?
やっと・・・やっとなんだよね・・・?
病室の扉を開ける。
そこには医者と看護師がなまえを囲むように立っている。
そしてその中心にいたのが・・・
なまえだった。
「!みょうじさんのお母さんですね?」
医者と看護師がおばちゃんのもとへ来る。
「お話があります。娘さんとのせっかくの再会ですが、少々よろしいでしょうか?」
「?・・・はい。」
そういって病室を出て行き、オレ達はなまえに駆け寄った。