あの空の下で
□あの空の下で
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「へへ・・・なまえ、オレの彼女だ・・・。」
「は、恥ずかしいよ・・・離して・・・?」
「やだ、まだ。」
「だ、だって・・・さつきが・・・///」
え?
桃ちん?
「あー!もうなまえちゃん!言わなくてよかったのに!」
「え!?桃ちん!?」
反射的になまえを離す。
そして、一気に体の力が抜けてベンチに座り込む。
・・・なんで桃ちんが?
「さつきはね、心配して一緒に来てくれたんだよ?」
え、心配?
・・・なんの?
「そりゃ呼び出されたって聞いたら心配するよ!またなまえちゃんにひどいこと言うんじゃないかって!」
あー・・・『嫌い』って言ったこと?
そりゃあんなこと言えば信用なくなる・・・かもねー。
「もう嫌いなんていわねーし、つかそれ嘘だし。」
「嘘でも言っちゃいけないことがあるの!!!」
バシッ!!
「痛っ!!」
オレの頭を思いっきり殴る。