あの空の下で

□episode6
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最近なまえの笑顔をよく見る。


正確には、オレとなまえがアドレスを交換した次の日から。


あれから毎晩、よくお互いメールをし合っている。


それがもうあたりまえになっていて、毎晩携帯をいじるのが楽しみになった。


会話はどこにでもあるような何気ないもの。


「今、星綺麗だよ」とか「この新味のお菓子おいしい」とか。


昼休みも放課後も、なまえは最近他の女子とうまくやっているって話を聞く。


実際、部活のとき教室に迎えに行って、他の女子と仲良く話してる姿を目撃する。


その証拠に、なまえの噂も消えつつあって。


それが嬉しい。


なまえの笑顔がどこでもみれるから。




「なまえー。」




放課後の教室を覗く。


するとやっぱりなまえは、他の子と仲良さそうにしてて。




「あ、紫原くん!」


「部活行こー。」


「あ、紫原くん。なまえから聞いたよ!このお菓子本当においしいね!」




なまえと話してた子達がオレを見てそういう。


机にはオレがなまえにおいしいと教えたお菓子がずらりと並んでいた。





「噂とは違って、なまえって本当いい子でさ。」


「そうそう!笑顔も可愛いし!!」


「ほんと、噂信じた私達バカみたい。ごめんねなまえ。」


「そ、そんな!もういいから!!」




部活行く準備をしているなまえが言う。


その光景を見て、安心できた。
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