あの空の下で

□episode6
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「お疲れ様、ドリンク持ってきたよ!」


「んー、ありがとなまえー。」


「はい、緑間くんと青峰くんも!」


「おー、サンキューなまえ。」


「すまない、みょうじ。」


「いいえ。あれ、もう一人の上級生は?」


「知らね、なんか急に相手チーム行っちまった。」




峰ちんの言う通り、相手チームの方を見るとさっきまで一緒にバスケしてた奴がいる。


なんかこっちをジロジロみながら話してた。




「なに話してるんだろ・・・。」


「どうせ悪口に決まっているのだよ。」


「あーゆーの見てると、なんかヒネリ潰したくなるねー。」





そして試合再開。


けど、ミドチンも峰ちんも思った通りに動けなくなってた。


ミドチンにパスを回しても、フォームを崩されてシュートが打てない。


峰ちんの場合なんて、パスを出そうとすると3人がかりで峰ちんを止めに来る。


そして一番やっかいだったのは一緒のチームの上級生。


あきらかに相手チームにパスを回してる。


ゴールはなんとかオレが守ってたけど、大人数でかかってこられたら、守れるものも守れなくて。




「試合終了!!」




審判の合図で試合が終わる。


点は・・・上級生が84点、オレらが85点。


なんとか勝った・・・けど。


後半は卑怯だ。


整列をしに並びに行こうと思ったら・・・




ガクン




「!?」


「紫原!!」




赤ちんが気づいて駆け寄ってきてくれる。


足が痛い・・・。


立つのが・・・辛い。
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