あの空の下で

□episode11
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「なまえちゃん?」


「えっ・・・!」


「どうしたの?大丈夫?」


「う、うん!ごめんさつき・・・。」




部活時間。


今はこの時間だけが、紫原くんをちゃんと見れる。


紫原くんは何事もなかったかのように練習してる。




「なまえちゃん!」


「ん?」


「帰り、クレープおごりで♪」




さつきがウインクをして私に言った。


相談に乗るって意味。




「ありがとう、さつき・・・。」


「ううん、何味にしようかなー!」


「もーさつきってば・・・。」




さつきという友達が出来て、私は幸せだ。


さつきだから話そうと思ったのかもしれない。


ううん、さつきだから話せるんだ。




「やっぱイチゴかなー、でもチョコバナナでもいいなぁ。放課後楽しみ!!」




さつきに相談すれば、少しは解決につながるかな?


さつきは何か知っているかな?
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