あの空の下で
□episode17
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そして放課後。
練習後の3軍体育館。
赤司くんの姿は・・・まだ見えない。
「みょうじ・・・さん?」
「はい!?え、え!?」
「ここです、みょうじさん。」
「え、あ・・・黒子くん。」
いつの間にか背後にいた黒子くん。
制服だから、帰る途中かな。
「1軍マネージャーのあなたが、3軍の体育館に何かご用ですか?」
「あ、うん。ちょっとね。」
「そうですか。それでは、僕は先に失礼します。」
「うん、バイバイ!黒子くん!!」
「はい。」
去る黒子くんに手を振る。
「なまえ。」
「あ、赤司くん。」
それと同時に赤司くんが来る。
「すまない、遅くなった。」
「ううん、大丈夫。それで、話って?」
「ああ・・・」と言い、赤司くんの視線が下へと下がる。
いつも自信に満ち溢れている赤司くんとは全く違う。
なんて言ったらいいかわからないけど・・・いつもとは違う表情をしていた。