Feeling to believe
□笑い合っていた頃
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「来たか。」
「どーもっス。で、何?」
ファミレスには既に緑間っちの姿。
緑間っちからの呼び出しとは珍しい。
「お前、みょうじに何か言ったか?」
「なまえっち?いや何も・・・なんで?」
「・・・今日の放課後の話だ。」
そして、緑間っちは今日あったことを俺に話した。
「なるほど、ね。して、なんで俺のこと呼び出したんスか?」
「こういったデリカシーのないことを言うのはお前か青峰くらいだからだ。」
「ひどっ!?俺疑ってたんスか!?」
「お前であれば悪気もなさそうにポロっと言ってしまうだろう。しかし、黄瀬でないということは青峰か。」
勝手に一人で納得したみたいっスね。
・・・でも、青峰っちでもなまえっちの傷つくこというなんて考えられないけど・・・。
「まぁ青峰であれば・・・納得がいくのだよ。」
「・・・?」
「みょうじのことに関して、俺達は一生懸命だった。それは、中学時代事故を目の前で目撃したからだろう。」
「・・・全員が、責任感じてたもんね。」
「だが今はどうだ?みょうじが戻ってきた。あいつは・・・もう一生懸命になるものがなくなった。」
・・・まぁ、間違ってはいないと思う。
実際、なまえっちが目覚めて記憶戻して以降・・・キセキの世代たちと連絡なんてとってないし。