黒子のバスケ
□みんなDE恋のお手伝い!
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「・・・それで、俺の好きな人を知ったからと言ってどうなるのだよ。」
「み、緑間っちの口から『好きな人』って単語が出るのが面白いっス・・・!!(笑)」
「黄瀬・・・!(怒)」
「みどりん、アタックしないの?」
「・・・そういうのは、いいのだよ。」
好きと気がついた日から、おは朝の占いも恋愛運の場所をいち早く見てしまうようになった。
だが、そのうち気づいた。
「自分は何をしているんだ」と。
第一、恋愛にうつつを抜かしていてはバスケに身が入らない。
勝つことが全てのバスケだ。
俺に恋愛は似合わない。
「だから、いいのだよ。」
「・・・何よ、それ・・・。」
パンッ・・・!!
一瞬なにが起こったのかわからなかった。
ただ、気が付くと左頬が痛んでいた。
桃井から、平手をくらった。
「なに言ってるのみどりん・・・。」
「・・・何をするのだよ。」
「恋愛は女の子にとって特別なの!なまえが今までどんな思いで告白を断ってきたか・・・」
「・・・どういうことなのだよ。」
ここまで言って桃井は口を慌ててふさいだ。
俺は桃井に問いただした。
「桃井、今のはどういうことだ。」
「え!いや、えーと・・・?」
「・・・もういいだろ。緑間も男なら細かいこと気にしてんじゃねーよ。」
「・・・青峰。」
桃井の言葉に疑問を抱きつつも、俺は青峰の言うとおりにしたがった。