いつでもそばに・・・
□思い出
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「あの!黄瀬くんですよね!?」
「なんでここにいるんですか!?」
「え!?黄瀬くん!?」
「あれモデルの黄瀬くんじゃない!?」
「わーーー!!ちょ、ちょっと!今日はプライベートなんで勘弁してほしいっス!!!」
みんなで浜辺を歩いていると俺中心に人だかりができた。
みんなはそんなの構わずに進んでしまったから、俺はみんなの後を走って追いかける。
「追いて行かないでほしいっスーー!!」
「きーちゃんモテるねー!」
「ちっ!これだから黄瀬との海は嫌なんだよ・・・。」
「青峰っちひどっ!!モデルだから仕方ないじゃないっスか〜。ねぇ?黒子っち。」
「それはお腹にイグナイトしてほしいと解釈していいんですか?」
「テツヤ、思いっ切りやってやれ。」
「主将と黒子っちまで!!?」
「黄瀬は相変わらず痛い奴なのだよ。」
「いい気味だし。」
「もうここには俺の味方いないんスか・・・!?」
あぁ、そうだ。
2年前も、俺がいじられ役だったっけ。
その俺達のやりとりを、なまえっちは楽しそうに見ていた。
やっぱり、変わってない。
俺達の、絆。