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□◎うさぎはケーキの夢を見る/丸井
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今日は我が中学‥
「中学」でケ-キコンテストがあります
あ、強調した理由は、中学生離れしてる人が沢山いるから
特に、あたしの好きな人とか・・・
その人、ケ-キコンテストに出るんだって
あたしはその審査員
その‥いちお、家庭部部長なんで...
スタートはチャイムと同時に始まるの
キーンコーンカーンコーン
あ始まった。
丸井くん、どんなケ-キ作るんだろう?
「お-い、李里」
『あ、丸井くん!どんなのか楽しみにしてますよ』
「驚くぜ〜wwあ、耳貸せよぃ」
『・・・?』
あたしは耳を丸井くんに向けた
コソ「李里、俺の最初に試食すんじゃん?そん時さ、1番デカいイチゴが乗ったトコ食って」
バッ
『‥なん、で?』
「いいからいいから!んじゃ、しくよろ〜」
よく分からなかったけど、審査が始まった
いくつか食べた後
ウチは丸井くんのを、1番に食べた
あの、指定されたトコを
パクッ
‥もぐ、もぐ、もぐ
見た目よし、味最高、丸井くんが1番‥かな
『‥!』
カチッ、といぅ音がして、静かに口からそれを出した
それは、小さな人形
確か、人形が入ってると幸せになるとかゆ-文化がどっかにあったかな
『あ、』
人形が持ってたプレ-ト、そこには
“好き”の文字が刻まれていた
かぁ『‥〃』
あたしは丸井くんを見た
ニッ、って笑ってる
涙が出そうだった
あたしは丸井くんに向かって小さく言った
『‥ありがとう〃』
小さな小さな声だったけどそれはあたしには嬉しくて。。。
そんでもって丸井くんは1位
終わった後、あたしは丸井くんトコに駆け寄った
そして、正面を向いて言った
『ありがとうございます丸井くん・・・
えっと、大好きです。』
「俺も大好きだぜぃ」
少し照顔ながらもお得意の口癖で言った
ぎゅっ
抱きしめたと同時にしてくれたキスは、
ケーキよりも、
うんと甘いキスだった。