人生ゲーム

□第四章
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そこは広い、とてつもなく広い部屋だった。
沢山の少年や少女がいた。


円堂達は下が、

ヒロト達は上が、

鬼道達は右が、

アフロディ達は左が。


それぞれいた部屋の壁が一部に扉が現れる。


少年達はそこから部屋を出て、いつまで続くか分からない……
長い長い道を歩いた。

“今、少年達にはそれしか出来なかった”。

彼等がたどり着いたのは光が見える広く大きな部屋。


「ようこそ!!」


部屋にいた少女が叫ぶように言った。

歓喜と狂喜が入り混じったように。


笑って、笑って、
笑、笑、笑笑 笑笑笑笑笑 笑 笑 笑笑笑笑 笑 笑笑 笑笑 笑 笑笑笑笑 笑 笑笑 笑笑笑 笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑笑 笑 笑笑笑笑 笑 笑笑 笑笑笑 笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑笑 笑 笑笑笑笑 笑 笑笑 笑笑笑 笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑 笑笑笑 笑笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑笑 笑 笑笑笑笑 笑 笑笑 笑笑笑 笑笑笑笑笑 笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑 笑笑笑 笑笑 笑笑笑笑笑笑 笑笑笑笑笑笑笑笑笑 笑 笑笑笑笑 笑 笑笑 笑笑笑 笑笑笑 笑笑笑笑.....


「私が作ったゲーム、やろう?」


「鈴っ……!」


目の前にいる少女は誰だ?

本当に霧鳩なのか?

まるで確かめるかのように、少女の名を言う鬼道。


「あ、あぁ……」


擦れる声を吐き出す。

夏未の瞳には、恐怖からなのか…
涙がにじんでいた。


「人生ゲーム!!」


鈴が言った。


部屋がさらに明るくなった。
上には一面“青い空”、所々“白い雲が浮かんでいる”。

足下には、

優しく吹く“風”で、“草花が揺れていた”。


ゲーム板の上で。
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