短編小説
□私と君との時間のズレ(終)
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一枚の手紙は、家のポストに入る。
君はやっとのことで歩き出す。
もちろん。
5時間目の体育の授業中の私は、
そんな事を知る訳もなく、
まだ空は青空が広がっている13時頃だ。
青空を邪魔するような雲はなく、
壮大に広がる綺麗な空は私の心を和ませた。
私は走りおえた後
ぼんやりと真上の青空を眺めていた。
見る限りどこまでもそんな風景が広がっていて
まるで無限にあるかのように思える青空。
だけどその空は、
見てない間に、ゆっくりとゆっくりと変化していく。