短編小説
□愛してと言えなかった(終)
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小さな公園で、
無感情な表情の男性が一人、涙を流していた。
私は、
何にも考えてなさそう人が
涙を流している理由が気になって、自ら近づいた。
いつもなら絶対にしない。
何故かって?
私は、人の肌を一度触れると相手の感情が分かるようになるからだ。
しかも、
視界に入るたびに相手の感情がずっと頭の中に響いてくる。
相手が今思ってる事なら全部
例え、私に向かっての悪意も
全て勝手に聞こえる訳で、この能力は本当に良いことがない。
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