ヨークシンシティ編
□#51 終焉
1ページ/8ページ
ベーチタクルホテルへ連行されたアイリたち。
旅団の向かう先に見当がついていたクラピカは、先回りしてホテルの受付嬢に成り済ましていた。
レオリオは柄の悪い男のふりをして、アイリたちに暗号を送る。
7時ぴったりにホテルを停電させるので、闇に乗じて逃げ出せというものだった。
しかし……
さすがは幻影旅団。
相手に骨折こそ与えたが、完全に抜け出すことはできず…
アイリたちは再び取り押さえられてしまった。
唯一逃げ出せたのはジュリだけ。
キルアが我が身構わず彼女をマチから引き離すと、「行けっ!」と突き飛ばしたのだ。
そしてもうひとつ、停電前と違うこと。
「あれ、団長は??」
そうなのだ。
闇に乗じて逃げ出す作戦は失敗したが、代わりにクラピカがクロロを捕らえた。
互いに人質がいる状況で、クラピカは旅団に指示を出す。
記憶を読む能力者であるパクノダのみを交渉に向かわせること。
もちろん団員の中には黙って鎖野郎の言いなりになることに反対する者もいたが、「団員同士のマジギレ禁止」により、パクノダ一人がクラピカのもとへと向かった。