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□子供心ですから。
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『わたし、はやとさんがいい』
「「…」」
どうしてこんなことになった。
…
『隼人、ツナ知らない?』
「10代目なら部屋にいるんじゃないか?」
『ううん、いなかったの』
「そうか…」
『もう一回行ってみるね、ありがとう』
「おう」
手を振り、笑顔を見せて歩いて行った千愛。
(相変わらずあの二人はラブラブだな、良いことだ)
幸せそうな二人を見ると俺まで幸せになれる。
千愛はいいやつだし、10代目の彼女に相応しいと思っている。
(ん…?)
千愛が行った方向から、人の気配がする。
「誰だ…?」
覗いた先には、ボンゴレにはいるはずのない小さな女の子がいた。
『うっ…えぅ…』
「な!?」
しかも泣いている。
「な、なんだぁ!?」
(まさか、10代目と千愛の子…!?)
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