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□雨宿り
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「雨、降って来ちゃいましたね」
夜桜の下で美しい少年滝夜叉丸が呟いた
今宵は満月そして桜が満開の日だった。

滝夜叉丸の横にいる七松小平太が悲しそうに空を見上げ滝夜叉丸の冷えてきた頬に手を当てた、くすぐったそうに目をつぶる彼の姿は美しく少し色気があった


小平太は今宵は夜桜が綺麗だと聞いたのでわざわざ真夜中に恋仲の滝夜叉丸を部屋まで迎えに行き私服に着替え学園から抜け出し桜が咲く丘に来のだ








(続くよーん)
 

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