Loveless Memory

□異世界の少女
1ページ/5ページ




side quwrof.



次の仕事のために団員を呼び集めは俺は、一足早く仮のアジトに来ていた。

そして見つけたんだ、この少女を───。















床の上で眠っているらしい少女は、とてもこの廃墟を家にしているとは思えない。

それなりの服を着て、腰ほどまで伸びたストレートの銀色の髪に、整ったその容姿。

彼女は一体…?



マチ「…誰、その子?」

クロ「…来たか」



聞こえた声に振り返れば、そこにはマチ、パクノダ、シズク、シャルナーク、フィンクス、フェイタンがいた。



クロ「さぁな。俺が来たときには既にここにいた」

シズ「…起こしてみる?」

フェ「ワタシがやるよ」



フェイタンが眠ったままの少女に近付こうとした時、少女が身じろいだ。

どうやら、俺達がうるさくて起きたようだ。



『…ん、ここは…?』



薄く開かれた彼女の瞳は、桃色に染まっていた。















次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ