Loveless Memory

□念能力と殺しの覚悟
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side heroine.



朝起きたら、視界いっぱいに見慣れぬ天井が広がっていた。

隣を見ればマチが寝ている。

…そういえば私、HUNTER×HUNTERの世界に来たんだった。

あの後、とりあえず私はマチの部屋で一緒に寝させてもらったのだった。



マチ「ルリア、早いね。もう起きてたんだ」

『ううん、さっき起きたところだよ』



つい、本当になんとなく、自分の頬をつねってみた。



『痛っ』

マチ「アンタ…何やってんの?」

『いや、今のこの状況が夢じゃないってことを確かめたかっただけ』

マチ「そう」

『…せっかく手に入れた生活だから、無くしたくないの』

マチ「盗賊の生活がそんなにいいの?」

『うん。私にとってはね。前と比べれば、すごく楽しい。それに…』

マチ「それに、何?」

『あ、いや、え〜と…なんでもない』

マチ「ま、何でもアタシは気にしないけど」



それに、この世界にはシャルがいるから、なんてことはまだ言えない。















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