Loveless Memory
□異世界の少女
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フェ「団長、なぜ止めるか?」
クロ「そいつの持つまがまがしい程のオーラ…このまま殺すには少し惜しい。話を聞いてからでも遅くはないだろう」
…私、そんなにオーラ出てた?
気付かなかった…。
クロ「それで、お前は何者だ?」
『…私はルリア・ナイトレイ。信じてもらえるかわかんないけど、異世界から来たの』
フェ「ハッ、信じるわけないね」
フィ「だな」
やっぱりね…この二人は信じなさそうだもん。
『そう言われても、事実だからね…。私の世界にはこの世界に関する書物があるの。もちろん全部ってわけじゃないけど、蜘蛛のことや団員の能力だって知ってるよ?』
シャ「例えば?」
『…え〜と、構成員は13人で、目印は団員ナンバー入りの蜘蛛のタトゥ。主な活動は盗みと殺し。念能力は、クロロとパクが特質系、フィンとノブナガとウボォーが強化系、フェイとマチとヒソカが変化系、シズクとコルとボノが具現化系、シャルが操作系で、フランクリンが放出系…後は…、』
クロ「いや、もういい」
『…いいの?』
意外にも話を遮ったクロロにキョトンとする。
マチ「ていうかさ、団長。パクに調べさせればいいんじゃないの?」
クロ「あぁ、これからやる。パク」
パク「…何を聞く?」
シャ「何者か、で、いいんじゃない?」
シャルの言葉を受け、パクの手が私に触れた。
パク「…そんな…、どういうこと?」
シズ「パク、どうしたの?」
パク「…この子、何も読めないわっ!」