Loveless Memory

□初めての仕事
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side heroine.



念も使えるし、誰だろうと(蜘蛛のメンバーはムリかもだけど)殺すことができる。

どうやら私も、今回の仕事に参加していいっぽい。

やったね!



シャ「それじゃ、ルリアは俺と一緒に来てね」

『えっ!?』



し、シャルと一緒!?

そりゃもちろん嬉しいけど、でも、なんでシャルと?



『…なんでシャルと一緒なの?』

シャ「…俺とじゃ嫌?」

『あっ、いやっ、そうじゃなくてっ…』



少しムッとした感じで聞き返してきたシャルに慌てて言葉を返すがうまく喋れない。



シャ「はは、冗談だよ。」

『…え?』



シャルは、慌ててる私を見て笑ってそう言った。

思わずキョトンとした顔になる。



シャ「ルリア、実践でどのくらい動けるのか自分でもわからないんでしょ?だから、俺と裏方」

『あ、そういうことか…』



シャルと一緒なんて言い方するからドキッとしたじゃん。

…あ、でも、二人ってことに変わりはないかも。















そして真夜中になり、仕事の時間がやってきた。



シャ「よろしくね、ルリア」

『あ、うん…』



初めての仕事って緊張する…!

私、いざって時にちゃんと念使えるかな?



シャ「…大丈夫」

『シャル?』

シャ「初めてだし、もし本当に危なくなったら呼んで。俺がルリアを守るから」



にっこり笑って言うシャルに、私の心臓は早鐘を打つ。

それは、生まれて初めての温かな感覚だった。



『ありがとう、シャル///』















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