Note. BASARA




まるで足元をすくわれるようにして

静寂の頬が紅く染まった


すぐに姿勢を立て直して

きみは彼を無視したけれど

ぼくには聴こえる 朱華の鼓動

このまま進むか 踵を返すか


とっくに恋に 落ちてるくせに







永岡書店「花空色の美しい日本語帳」より引用

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