ドSの''天然少女攻略本''

□第5話
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―――――…

『そー…くん……?』
「凛?大丈夫か!?」

凛が目を覚ますと、そこは屯所。
沖田・近藤・土方が心配そうに凛を見ていた。

『お兄ちゃん…そーくん…トシくん、心配かけてごめんなさい……』

凛は3人に謝った。

「本当でィ!もし斬られてたらどうしてたんだよ!?」
『ふぇ!?そ、そーくんごめんなさい……』
「まぁまぁ総悟、凛が無事なだけでも良かったじゃないか」

怒る沖田を近藤はなだめた。

「こっちは…どれだけ心配して……っ」


凛がいないと気づいた時、嫌な想像が頭をよぎった。
またあの日のことを繰り返してしまうのではないかと―――。
あんなこともう二度と起こさせないとあの日誓ったのだ。

凛は…俺が守ると……。


「次俺の前からいなくなったら閉じ込めるから…」

沖田は凛を抱き起こし、またぎゅっと抱きしめた。

「俺以外の誰の目にも触れねェように、閉じ込めるから……っ」
「総悟……」


それで凛がずっと傍にいるなら―――。


『…そーくん、それって……』
「……?」
『一生そーくんの傍に居てもいいって事?』

凛は小首を傾げて言った。

「え…と……その…(首を傾げるなー!//)」
『そーくん、ありがとう』

そう言って、凛は沖田を抱き締め返した。

「近藤さん、凛が倒れる直前、総悟に何か言ってるようだったんだが聞き取れなかった」
「…そうか」
「真選組に入ったことで凛が…思い出さないといいんだが……」

沖田に愛でられている凛を見ながら、土方は心配そうに近藤に告げた。


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