短編夢小説V

□消えない心
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「恵梨華〜、こっちへおいで」





私は幽霊。





現世に強い未練があり、気付いた時には何の変哲も無い橋の上にいた。





でも今は違う。





何も覚えていないこの私に、男は”恵梨華”と名付けてくれた。





誰にも見えず、誰にも気付かれず、誰にも触れらないはずだった私は、





「うん!今行くね!」





もうここには居ない。





私は出会ってしまったのだ。





アンダーテイカーという、最愛の恋人に―。



-END-
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