短編夢小説T
□死神を虜にする死神
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「よ、よかったら・・・うちに来る?///」
パァァッとアンダーテイカーの顔が明るくなった。
「「なっ・・・!?」」
恵梨華の言葉にハッと我に返った二人は驚きのあまり口をポカンとあけていた。
「ヒッヒ・・じゃあ・・・行こうねェ?」
アンダーテイカーは勝ち誇った顔で二人をチラ見し、そのまま恵梨華の肩を抱いて闇に消えていった。
「く、くやし〜〜〜!ちょっとイイ男だからって調子にノッちゃって・・!」
「落ち着きなさいグレル・サトクリフ。これで我々の敗北が決まった訳ではありません」
「ウィル・・・」
先程まで取り乱していたグレルも、ウィリアムの言葉でいつもの調子に戻った。
「そうネ☆アタシ達にもチャンスはまだあるわヨネ♪」
そう言いながら二人も死神界へと消えていった。
それからの四人は、チームで魂の回収作業をする日々を送った。
いつも喧嘩ばかりで恵梨華を取り合っていたが、皆とても幸せそうな笑顔だった。
「ヒッヒッヒ・・・恵梨華の心も魂も体も・・・全て小生のモノだよォ?」
「恵梨華、私は貴方が来てくれる事を信じておりますので」
「ンフッ☆なんだかんだ言っても最後にアタシを選んでくれるんでしょ〜?♪」
こんな三人に囲まれながら、恵梨華は幸せな日々を送りました。
-END-