鬼灯の冷徹
□桃太郎の憂鬱
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あー、まただ…
白澤様はいつも綺麗な女性を侍らせ、この店を切り盛りしている。
それはいいが、とっかえひっかえして、唯一という女性はいない。
そんな白澤様に転機が訪れた!
なんと鬼灯さんなのだ!!
「すいません、薬を…「ほぉぉぉずきぃぃぃぃっ!!」
ゴスッ!!
「ぐはぁっ!?」
余計なこと言うからですよ、自業自得ですからね…
「鬼灯さん、薬なんですが…」
「はい」
「あの…ぇと…白澤様がですね…」
ゴシャァァンッ!!
本日、2回目の金棒が投げられた。
あれ、仙桃の香りがいつもより、良く分かる…
「鬼灯!そんなことしちゃ、めっ!だよ」
「……頭、やられましたか?白豚さん」
「あのさ、僕はね、あー…やっぱいいやぁ…」
なんかロクでもないことを考えたんでしょうね!あ、鬼灯さん、顔が紅く染まってる…
「白豚さんの……」
「極楽蜻蛉がぁぁぁぁぁっ!!」
ゴシャァァンッ!!ドゴォッ!!
今日も桃源郷は平和です。