鬼灯の冷徹
□ヘタレなあなたに制裁を
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さらさらの黒髪、鬼灯の性格をそのまま表したような一本の角、切れ長で鋭い瞳、ピンク色の唇…あぁ!もう全てがいとおしい!!
「ねぇ、桃タローくん!」
「なんですか?」
「鬼灯が好きすぎて堪んない!!」
「告白すりゃいいじゃないすか…!」
「無理!無理無理無理!」
「勝手にしろ!」
桃タローくんに捨てられてしまった…まぁ、いいか!
「ごめんください」
「鬼灯かよ…ちぇー…つまんな…」
「悪かったな」
口ではこんなんだけど、僕の心情はこうだ。
『ふぉぉぉぉぉっ!鬼灯ktkr!まじ可愛いんだけど!昨日は珍しく寝れたんだねーっ!!』
な状態である。
「白澤さん」
「ふぁいっ!」
「好きですよ」
「僕も大好き!愛してるよ!…って、え?」
「両思いでしたか…よかったよかった」
満足そうに帰っていく鬼灯。
「えぇぇぇぇっ!?」
ヘタレなあなたに制裁を