鬼灯の冷徹

□愛してるって言われたい!!
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「ねぇー…」

気だるい声が聞こえてきた。しかし、関わると面倒くさいので無視をします。

「鬼灯ー…」

全く…うざったいですね…

「なんですか…白豚さん…」
「かまえよー…」
「あなたと違って、私は忙しいんですよ。」
「僕は鬼灯観察で忙しいもーん…」
「何バカなこと言ってるんですか?」
「ホントだもん!」
「手伝いなさい、そしたら考えてやります。」
「分かったー!何をすればいいの?」
「とりあえず黙って座ってろ。」
「」

やっと静かになってくれましたね。ふぅ…

「ぐすっ…ぐすっ…」
「!?」
「うわぁぁぁんっ…うわぁぁぁんっ…!」
「なっ、何を泣いているんです!?」
「鬼灯にかまってほしいもん…」
「私だって、気が向けばかまってやっても構いませんが、今は忙しいんですよ。」
「ばかぁぁぁっ!!」

バタァンッ!!

盛大な音と共に自室の扉が開いて、白澤さんは出ていってしまいました。はぁ…いつまでもこどもなんですから…


ちょっとはかまってやりますかね…


「ぐすっ…鬼灯ったら酷いや…鬼灯のばーか…ばーか…」
「ばかはどちらですか?」
「鬼灯!?」
「なぜいきなり逃げたんですか?」
「だって…言ってほしい言葉を言ってくれないから…!」

そういうことですか…本当にこどもなんですから…





「愛してますよ、白澤さん。」





「へへっ…ありがと…!」





この笑顔を見たいなんて…私も大概な様ですね…

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