zzz

□ばかじゃねーの。
1ページ/1ページ




「勇人ぉぉぉぉ!!!!!ギャオス!!!!!」


んー、こいつ 頭おかしなったんかな。
なんかギャオスとか言っとる。


「無視しないでぇぇぇ。」

H「わかったから。んでなんや?」

「なんや?じゃないわ!あほ!」

H「おい、会って数秒であほ言われる俺の立場になってみろ。」



そう言っただけやったのに
なぜか、凄く悲しそうな顔するみなみ。
なぁ、なにがあったん?
俺、なんかした?


「勇人に会いたかった。」

H「は?」


なんやこいつ!
ずいぶん、素直に言いよった!


「ねぇ、なんで会ってくれんかったの?」


H「ごめんな。」

「ごめんなじゃわかんない!」

H「だから、ごめんなって。」



わかってる。
会ってやらなかったのは
試合に集中したかった。
ほんまは会いたくて
仕方なかったけどな。


「勇人、あたしのこと好きなん?」

H「あたりめーだあほ。」

「ほんま?」

H「ほんまほんま。誰よりも大切やし、好きやで。」



信じていいよね?
って澄んだ目で俺にいってきた。


H「ばーか、当たり前だ。」


そう言うとやっぱり
笑顔になって無邪気に喜ぶ。


「今度は試合見に行くからね!!!!!」


H「ちゃんと寝ないで応援しろよ?」

「寝ないし。てか、勇人のことばっか見てるし!!!!!」

H「ばーか。」


試合に集中できへんわ、そんなことされたら。


(君の声だけが俺に届く)




.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ