zzz

□完封勝利
1ページ/1ページ




`頑張って行ってきてね!`

それだけの言葉の為に
俺は頑張れるんだ。


監督「宮國!頑張れよ!」

R「はい!」


地区予選、三回戦。
先発を任されたのは俺。


「「 りょぉーすけぇー! 」」


と大きな声がスタンドから
聞こえてきた。
その主は‥‥‥


「みなみ先輩たち!?」


もちろん、椋丞と叫んだのは
みなみさんのお友達。



R「みなみ先輩ー!!俺、勝ちますからー!!」



なんて言ってしまって
かなり、後から先輩方に
茶化された。



にしても、かなりいいピッチングが
出来ていた。
正直、自分でも焦るくらい。
監督も俺を最後まで出してくれた。



9回裏、ツーアウト。
最後のバッター。
これをアウトに押さえれば
ノーヒットノーラン。


「「 宮國くーん!! 頑張って!! 」」


R「え!? みなみ先輩!?」



その一言に後押しされた。
だから、俺は迷わず選んだ。
ストレートで勝負すると。



カキンッ!!!!!


金属バット独特の球に当たった音が
響いた。
向かった先は‥‥‥。


ライトフライ。




ーーーーー試合終了!!!!!




「「 ありがとうございました! 」」




みんなに凄く
褒められたけどそれよりも
先輩に会いたいんだ。



R「先輩!!!!!」

「あ、宮國くん!!すごかっ‥‥‥!!!!!


ギュッ


言葉より先に体が動いた。



「ちょ!!宮國くん!?」

R「先輩の応援すんごい、効いた。ありがと、ございます。」

「あ、うん。」

R「あと‥‥‥‥




耳元でささやかれた魔法の言葉。




(スキです。)




.

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ