zzz

□お前だけ
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あちらこちらで
`勇人くーん!`と聞こえてくる。
え、不愉快なんですけど。


h「なんや?そんな怒って。」


お前や!と言いたいところ
あたしはあの子らと一緒で
思いを伝えれてない
そんな、チキン野郎です。

「別に怒ってへん!」

H「おっ、そうか。ならええねんけど。」



無言で歩く通学路。
あたしが幼稚園の頃
勇人のお家がお隣として引っ越してきた。
それから、ずっと仲良くしてもらってる。
好きになったのは‥‥‥中学3かな。
勇人と、同じ高校に行きたくて
ランクがものすごい低い高校に
入って今は学年トップの成績。
まっ、なんでもええんけど。

H「なぁ、ついたけど?」

「うわ!今日は早く着いた!」

H「お前が考え事しとったからやろ?」

「あ!勇人!」

H「んー?」

「一緒に帰ろ!!!!!」

H「俺、部活やで?」

「待ったる!」

H「なんや、その上から!笑」



まぁ、わかった!

と言ってそれぞれの教室に向かった。





予定よりも部活が早く終わるなんて
あたしは知らなかったから
教室で寝てた。


H「帰るで!って‥‥‥」



寝とるんかい。
相変わらずやな。


「んんん。」



やけに揺れてるなー。
って思って起きてみると‥‥‥


「勇人!?」

H「耳元で叫ぶなあほ!」



なんで、おんぶされてんねん。



H「なんでってお前が寝とったから。お前背負とってたら腰悪なりそーやなー(笑)」

「歩けるし!起きたから降ろして!///」


パコパコ俺の頭叩いてくるみなみ。


H「ほい。」

「なんでおんぶすんねん///」

H「寝てたやん!」

「そーやけど。恥ずかしいからやめてよ。///」

H「あ、俺お前に言いたいことあんねん。」

「なに?」


H「好きやねん。」





(お前にしか言わない台詞。)





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