偶然か必然か?
□Kapitel.0
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遠くから、聞こえるんだ
誰かを呼ぶ声が
【…!…!】
誰を呼んでいるのかな…
《ドォンッ》
何で…周りが焼けているの?
赤で染まっているの?
何なの?此のネトネトした赤い液体は何?
此処は何処?
…私は誰?
…自分が誰なのか分からない
自分がどうして此処に居るのか分からない
何にも分からない
【…こんなに恐ろしい事は…ない…】
【御前、どーしたんだ?】
【名前は?】
【…知らないもの。名前なんて…】
【そりゃ、困ったな】
【呼びにくいわね】
【名前をつけても良いか?】
【……うん】
【其れなら御前の名前は……】
「【……レイアだ!」】
そして私は深い眠りから目覚めた…。…様な気がした
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