NOVEL

□狼さんに気をつけて!
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編入早々すぐさまバレてしまいました。

ーー何がって…?




「あぁ、やっぱり君女の子だったんだね。」


「ーーーッッ!!!」


同室の先輩にシャワールームのドアを開けられて、……自分が女だと。

シャワーを浴びたままの状態で固まり、混乱する頭。



「(な…何でこんなことにーー?!!)」







元の発端は、数日前に遡る……。








……………





「わぁ…凄く立派。
ね、薫…ここが近藤さんの御宅?」

「うん、間違いないね。」


その時千鶴は、双子の兄である薫と共に、海外に行かなければならなくなった父が戻るまでお世話になる近藤さんという人の家の前にいた。

近藤さん宅は、立派な日本家屋だ。




インターホンを押すと、明るい女性の声が聞こえてきて
数分後、玄関から出てきた四十代程の女性が家の中へと案内してくれた。






「2人とも疲れたでしょう?さぁさ、早く中に入りなさい」


少し緊張していたものの、予想以上に優しい雰囲気に千鶴は安堵していた。
案内されるまま、薫に手を引かれて千鶴は家の中へ足を踏み入れた。






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